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ヘルタースケルターという映画を見ての感想 [映画]

ヘルタースケルターのDVDをいつか見ようと思っていたものの、気分が乗らず先送りしていたところ、
偶然、本屋でホリエモンが刑務所で1000冊読んだ本の中にヘルタースケルターがあり、感想を述べていたのでそれがキッカケでヘルタースケルターのDVDを見ることになった。

沢尻エリカ演じるりりこがすごくワガママで荒れていたが、荒れている理由が後から分かってゾッとした。

特殊な美容整形をしてなりたい顔NO1のモデルになったものの、次第に顔が蝕まれていき後遺症が残り、お金をかけて手入れをしなければならず、お金がなくなったあとは朽ち果てるのみというもの。
私がりりこの立場なら、絶対にこういった美容整形には手を出さないだろう。
絶世の美貌を手に入れたあと、よしんば大金で副作用を抑えながら美貌を維持し続けることが出来たと仮定しよう。しかし、老化は食い止められないのだからそのうち人気がなくなり、引退しなければならなくなる。
引退したあと、副作用を抑えるのに必要なお金はどうやって工面するつもりだったのだろうか?


りりこは日本中から羨望と憧れの眼差しで見られていたものの最後、私は誰からも愛されていないし、誰からも必要とされていないと言っていた。愛されるとか必要とされるという意味は、私が考えている以上に重いものであるという事を再認識できた気がします。

最後りりこは自分で自分を壊すと言って片目を自分で潰すが、あの行為に何の意味があったのか、どんな意図であんなことをしたのか私には最後まで理解できなかった。


ヘルタースケルターの原作は女性の漫画らしく、機会があればぜひ読んでみようと思っております。
その漫画を読むことによって、映画を見るだけでは見えてこなかった部分が見えてくるのではないかと思えるからです。映画ではヘルタースケルターの意味をシッチャカメッチャカと言っていたが国語辞典で調べてみると、
慌ててとか、混乱してとか、螺旋形のすべり台とかいう意味でした。

リリコは確かに慌てて混乱した行動をことがしばしばあったように思えました。
それから、リリコの選んだ人生は螺旋形のすべり台そのものであり、頂点から円を描きながら下降していく、まさにリリコの人生そのものだったようにも思えました。

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